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元日本語教師の海外日記

元日本語教師・英語教師/現言語教育コンサルタントのブログ🌻

キャリアチェンジ

『どうしてフィリピン?オーストラリアから?』
私がフィリピン行きを伝えると『不思議でしょうがない』という顔つきで周りの人から言われました。

過ごしやすいオーストラリアからフィリピンへ
最初にオーストラリアに行ったときは様々な日本語教育現場にいました。
(語学学校教師、大学講師、フリーランス講師など。)
外国人にとっても、オーストラリアは過ごしやすい環境でしたが、
このまま慣れたこの生活を続けてもいいものか。 
また新しいことに挑戦してもいいのでは。
と、生活水準や教育現場の違いなどでとても悩みました。

オーストラリアの学習者はキャリアアップや趣味目的が多く、仕事や他の学業と同時並行でしている日本語学習が多いです。
日本語を教えることで学習者の人生を大きく変えるようなことは正直少ないです。

 

フィリピンの学習者の目的

生活のために。
自分の将来のため。
家族のため。

フィリピンの学習者は親戚から資金を集め、日本語学習に集中するために仕事を辞めて、毎日朝から晩まで日本語を勉強します。
自分や家族の境遇を変えるために日本語を勉強していました。
そんな彼らが日本語教育に対する期待は非常に大きいです。
技能実習生の需要も近年高まり、日本語教育が盛んになってきているフィリピンでは
学習者の目的や事業形態で日本語教授以外の仕事をすることもあります。

決めた理由
私は違うことを試したくなることが多いです。
キャリアアップのために現場を変えたり、専門的な研究へと進むためにオーストラリアの大学院に行ったり、アメリカの大学の通信課程を修了したりもしました。
日本語教師は本当に遣り甲斐がある仕事です。
でも、費やす時間も多くなかなかそれに見合った収入を得られる職は少ないという印象があります。
昔と比べて今は情報に溢れ、技術も進歩し、新しいことに挑戦するハードルもいい意味で低い気がします。
もちろん十人十色なので色々な考え方があります。
『した後悔よりしない後悔のほうが大きい』というように、
『しようかな』と悩んで眠れなくなるより、
可能性を考えて眠れないほうが私はわくわくします。
せっかくだから違う現場で真っ新な状態から試したい。
東南アジアは日本語教育も含め多くのことが伸びしろがあって、可能性に溢れている国だとも感じました。
専門的な研究経験を活かせる職種に就きたいということもあっての決断でした。
そんな気持ちで行ったこともないフィリピンに移動することに決めました。