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元日本語教師の海外日記

元日本語教師・英語教師/現言語教育コンサルタントのブログ🌻

フィリピンで働いてよかったこと

フィリピンの最初のイメージ
新しい可能性のために仕事を意気揚々と決めたまではよかったのです。
でも、私は東南アジアの中でもフィリピンには旅行でさえも行ったことがありませんでした。
フィリピンに旅行に行ったことがある友人に聞くとイメージはよかったです。
でも、旅行で行くような場所とビジネス街はどの国も印象が少し違うと思います。

貧富の差が激しい(スラム)
虫が多い。
盗みが多い。
などなど

自分で考えたらネガティブなイメージしかでてこなかったので、
最初は不安でいっぱいだったのが正直な気持ちです。
フィリピン移住経験のある方々のブログ記事を読み進めるうちに不安は軽くなりました…こんなときにブログってありがたいです😊

実際のフィリピン
他の教師仲間も同意していましたが、
経験次第では東南アジア(特に技能実習生をだしている国)は他の国に比べると日本語教師への待遇は格段にいいと感じました。
教師の社会的ポジションの違いもあると思います。
(ワーキングホリデー制度がある国では継続的に雇える人材が比較的あるので。)
暑さ慣れしていない日本人がいるところは特に冷房が完備してあります。
住居、光熱費や食事の面倒まで含まれている仕事条件の求人も多くあります。
私の場合一番うれしかったのは有給です。
オーストラリアでも比較的有給は取りやすかったのですが、仕事さえちゃんとしていれば有給で海外旅行するのも簡単で、オーストラリアのときの働き方とずいぶん変わりました。
これは同じ職場で働いている日本語教師の方たちも同じような待遇でした。
労働力(=実習生)を提供するビジネスとして大きく成長をしている現場なので日本語教師の需要は今も高いです。
新規の学校も多い印象を受けました。

実習生教育国ならではのキャリアチャンス
教育現場に関しては、
オーストラリアでは新規学校の存続が難しく、確立されたカリキュラムの下で学校運営をしている学校がほとんどです。
教師はそのカリキュラムに沿って授業をします。
一方、新規学校と共に自分の経験を生かすという道を選べるのもフィリピンのおもしろい点だと思います。
実習生を日本に送るまで利益がでないので、比較的ビジネス色が強く実力主義の教育現場です。
(日本の実習先が日本語教育等を後払いするシステムがほとんど)
オーストラリアの学習者と違って生活をかけ日本語学習している学習者相手なので、
教師の工夫と努力が学習者の日本語能力に直結しやすく、成果が顕著にでます。
言語能力は様々な能力が必要になるので、勉強ができる頭の良さとは異なるので、教師の労力に関係なく学習者の言語能力に左右されることもあります。
(これについてはまた別の記事に書きます)
場所を変えて暮らし働くことに抵抗がある方もいると思います。

私もでした。
視野を広げることで自分に合ったワークバランスを見つけられたり、
教育だけじゃなく学校経営や管理などの分野にも挑戦しやすいのもフィリピンで働く醍醐味だと思います。

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